ポップケア訪問看護ステーション

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ポップケア通信104号を発行しました。

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2020/01/07 ポップケア通信104号を発行しました。

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あけましておめでとうございます。寒さも厳しくなってきていますが、体調は崩されていませんでしょうか?

お陰様でポップケア訪問看護ステーションは、本年4月で10年目に入ります。

今年もより良いサービスを提供できるように頑張りますので、今後ともよろしくお願い致します。

 

今月のテーマは「 デルマトーム 」です!

ヒトの身体の皮膚の感覚は脊髄からのびる神経によって、さまざまな情報がやり取りされています。手のしびれなどで病院を受診したときなど「頸が悪いかもしれない」と先生から言われたことがある方もいらっしゃると思います。手の皮膚感覚は全て頸の神経を伝っているから、その部分に問題がある可能性が高いということなんですね。

分かりやすく表現しますと、“脊髄のどの高さで障害されると、皮膚のどこの領域で感覚障害が

出現するかを教えてくれる地図”それが「デルマトーム(皮膚分節知覚帯)」といわれています。

 

  • 脳と脊髄(せきずい)はつながっています。また脊髄と筋肉・皮膚とは末梢神経でつながっています。
    脊髄から出ているこの末梢神経は左右で31
    (頸髄8(C)、胸髄12(T)、腰髄5(L)、仙髄5(S)尾髄1(Co))あります。
  • それらの神経はそれぞれ皮膚の感覚などを受け取ったり、運動の命令を伝えたりするコードのようなものです。104-%e5%9b%b3%ef%bc%91
  • この神経が根元や途中などで圧迫を受けたり炎症を起こしたりすると、その担当している部分にしびれなどの症状が出ます。
  • 例えば頸椎のヘルニアで頸の6番目の神経が圧迫されている場合、圧迫を受けた側の親指に沿ってしびれが出る可能性が
  • 高くなります。また下腿の外側がしびれたり、感覚が鈍麻していれば、腰の5番か仙髄の1番目あたりの神経が障害されている
  • ことが疑われます。帯状疱疹も神経の根元がウイルスに感染して起こるので、痛みや水泡ができる部位はこのデルマトームに沿って出てきます。しびれや感覚の異常がデルマトームに沿っていない場合は、脊髄から出ている神経ではなく、他に原因がある可能性が疑われます。

 

デルマトーム

                      

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(追記)⇒デルマトームは障害部位の診断や評価に使われる指標ですが、最近の研究では、これも個人差があって、障害部位と完全に一致しなかったという報告もあります。

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