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ポップケア通信125号を発行しました。

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2021/10/01 ポップケア通信125号を発行しました。

 

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 新型コロナの新規感染者数はかなり減り、緊急事態宣言は解除されましたが、飲食店などの時短要請は継続されました。

まだまだ、感染予防対策の必要がありますね。

 朝晩は冷えてきました、日中との気温差で体調を崩されないよう

注意してください。

 

COPD(慢性閉塞性肺疾患)について

最近、比較的よく耳にするようになった「COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease;慢性閉塞性肺疾患)」ご存じでしょうか?

従来の慢性気管支炎や肺気腫を合わせた疾患概念になります。新型コロナウイルス感染症による重症者の5人に1人は、こういった慢性呼吸器疾患をもっていたという報告があります。肺炎という主病変で共通するため、重症化しやすいのは理解できると思います。

呼吸器疾患で頻度の高いCOPDについて簡単に解説させていただきます。

 

どんな疾患?病気の基礎知識

COPDの特徴 

① タバコの煙を主とする有害物質を長期に吸入ことなどにより生ずる肺疾患 

② 空気の通り道が狭くなったり、末端のガス交換する肺胞が壊れてしまう

③ 徐々に進行し、少し動くだけで呼吸が苦しくなったり、咳や痰が多くなる

④ これらの症状が乏しい場合がとても多い 

※↑④のために、自分では気付かない内にCOPDが進行していることがあるのです。

      何かをきっかけに一気に状態が悪くなることもあります。

 

COPD罹患者は推定530万人と言われます。しかし実際診断治療されているのは、そのうちの26万人だそうです。実に全体の95% は放ったらかしということになります。

 

治療  

  ★禁      煙      (最重要!ほとんどのCOPDは禁煙で予防できるということです)

  ★ワクチン      (インフルエンザと肺炎球菌ワクチンを併用することで死亡率は低下する)

  ★薬物療法      (気管支拡張薬など)

  ★呼吸リハビリテーション (可能な限り疾患の進行を予防、健康状態を回復・維持するために)

 

 指先で測る血中の酸素飽和度:コロナをきっかけに家庭にも広がった「パルスオキシメーター」

指先に挟むだけで心拍数と血中酸素飽和度(SpO2)が測定できます。COPDでもこのSpO2が低下すると肺機能の低下に即座に気づくことができます。96~99%が理想的な範囲です。

80%台が続き、息苦しさを感じた場合は、すぐにかかりつけ医に連絡してください。

 

★ 口すぼめ呼吸でしっかり息を吐く練習 ★  

COPDの方は息を吸うばっかりで、吐ききれていないことがとても多いのです。

そうすると浅い呼吸になって、いくら頑張っても速く呼吸しても、酸素が取り込まれません。

口をすぼめて息を吐く(ロウソクを消すように)練習してみてください。

しっかり息を吐きやすくなり、結果しっかり吸うこともできますよ。        (PT 中西)

 

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