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ポップケア通信157号

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2024/06/19 ポップケア通信157号

 

ポップケア通信157号157-1

 

 

 

 

熱中症に注意

梅雨の季節になり、気温も上がってきました。暑さに身体がまだ順応していな季節ですので、とても熱中症になりやすいのです。エアコンをまだつけていないお宅もあると思いますが、室温や湿度には十分注意して、生活環境の調整をしましょう。

 

今月のテーマは「立ち直り反応(反射)」です

お身体に特に問題がなければ、私たちは生活の中で、ずっと座っていたり、立っていたりできます。

船に乗ってユラユラ揺れていても、少々の揺れであれば、座位や立位を保つことが出来ます。

電車の中で吊り輪を持たず、立っていることもできます。これは無意識に姿勢を保つように身体が反応しているからなのです。こういった反応(反射)はたくさんありますが、特に「立ち直り反応」について解説したいと思います。

 

反射・反応とは成長や身を守るためのもの

外部からの刺激を受け取り、それを中枢(脳や脊髄)に送り、適切な反応を選択し、それを出力するための信号を末梢に送り、実際に反応が起こります。それは、成長に関わったり、自信を守ること(逃避や防御)であることがほとんどです。例えば、熱いものから逃げる反射であったりします。逃げる時は考えている暇はないですから、大脳まで届けるまでに行動できるようにしているのです。また子供のころに出現するものや、成長すると消失するもの、成長してから出る反射や反応など様々です。

 

反射・反応の「例」

赤ちゃんの手のひらに指を当てるとキュッと握ってきたり(把握反射)、唇の横を指で刺激すると追うように顔を向けたり(探索反射)、指を吸ってきたり(吸啜反射)、仰向けで顔を向けた方の手足が伸び、後頭部側の手足が曲がったり(非対称性緊張性頚反射)…子供のころには様々な反射がみられますが、だいたい3~6ヵ月で消えてしまうものが多くなっています。157-4

立ち直り反応は空間の中での「頭」「体幹」の位置を正しく調整

立ち直り反応(反射)righting reactionとは、「空間内で頭や体幹を正しい位置に保ったり、頭と体幹の相対関係を正したりする機能」です。赤ちゃんが寝返ったり、起き上がったり、座ったりする動作に必要な反応なのです。生後半年ほどで消えてしまいますが、我々でも急激な姿勢変化や視覚的に歪みを感じると正しい位置に戻ろうとしてこの反応が出現します。(右図)157-3

 

パーキンソン病や脳卒中で障害されやすい

立ち直り反応が適切に出現することで、「寝返り」、「座位」などが円滑に、安定して保持できるのです。上記のような疾患ではこれらが障害されバランスが悪くなってしまいます。もちろん反応には多くの刺激に加え、十分な可動域と筋力も必要になりますので、リハビリはとても大切になります。

 

 

赤ちゃんの時だけに出る反射や反応は、脳や脊髄の障害により、また出てくることがあります。反射や反応をうまく使ってリハビリを行っていくことも大切です(PT中西)

 

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