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ポップケア通信160号

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2024/10/07 ポップケア通信160号

 

 

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気候の変化にご注意ください

記録的な暑さに続き、先日のノロノロ台風、気候の変化に体調を崩されている方もいらっしゃると思います。9月は台風も多く発生し、暑さも平年より長く続くような予報が出ています。出来るだけ快適な環境で過ごせるように室温を調整してください。また夏バテもこの時期に多くなります。食事もしっかり摂るようにしましょう。

今月のテーマは「高齢者の転倒を知る」です

 我が国の高齢者の割合は年々増加しており、それに伴って高齢者の転倒や転落事故も増加傾向にあります。

「転倒」は「認知症」「脳卒中」「高齢による衰弱」と並んで介護が必要になる原因となっています。

転倒によって骨折や脳出血などを受傷すると寝たきりになることも少なくありません。転倒についてどのような傾向があるのかを知り、予防につなげることが出来ればと思っています。

 

65歳以上では救急搬送者の8割が転倒による搬送160-2

東京消防庁の救急搬送データから65歳以上の搬送者のうち81%は転倒によるものです。

転倒場所は自宅が56.2%、道路や交通施設が34.5%、屋内で転倒したうちのうちの75.3%は寝室・居室で転倒しています。

転倒での外傷は、頭部の外傷が34.3%、下肢が24.6%、顔面が17.9%となっています。

頭部は挫傷が多いのですが、下肢は骨折が多くなり8割は入院が必要になります。                                                                  下肢の骨折の種類は大腿骨頸部骨折が87.7%と最も多くなっています。

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転倒リスクの少なくするための方法は?

転倒の危険性(リスク)を軽減するためには、筋トレだけでなく、バランス練習や全身を使った複合的な運動が適しています。 筋力をつける運動にプラスして安全な環境で複合的な動きを取り入れた運動を行うことが良いとされています。

 

 

室内環境や視覚障害、そして飲んでいる薬も影響します

 高齢者の転倒は骨折を招きやすく、寝たきりになる可能性が高いので出来る限り予防していくことが大切です。そのためには適切な運動だけでなく視覚や服薬には注意し、自宅内(特に寝室)でてすりなど持つところを設置したり、足が引っ掛からないように床を整頓するなど、環境を整備することも大切になってきます。160-4

 

一度転倒すると、運動機能が低下し、また恐怖心も重なって、また転倒する

可能性が上がるので、しっかり予防するようにしましょう。(PT中西)

 

 

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