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ポップケア通信161号

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2024/10/07 ポップケア通信161号

 

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ポップケア通信  2024年10月(161号)

 

秋の空になってきました。

お彼岸を過ぎて急に朝晩の気温が変化し、秋を感じるようになりました。

日中の最高気温は30度超える日もありますし、朝はかなり冷えますので、風邪などひかれないように気をつけましょう。

「食欲の秋」です!新米が店頭に並ぶようになりました。

美味しい食材を楽しく食べてパワーを蓄えましょう。

 

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今月のテーマは「椅子に座っているとお尻が痛い!その原因と対策」です

椅子や車椅子に座っているとお尻の痛みを訴えられる方がいらっしゃいます。特に脳卒中の後遺症の方や歩行が難しい方などに多いようです。痛みの種類によって原因は様々です。例えば、殿部から大腿部に痛みが広がる、または慢性的にお尻のほっぺが痛い場合などは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、変形性股関節症などの疾患が原因になっていることがあります。今回は高齢者の方に多い、お尻にある出っ張りの骨(坐骨)部の痛みについて解説したいと思います。

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まずは皮膚の状態を確認しましょう

座った時に座面と接触する「骨」が、痛く感じたり、座ってる姿勢を自分で変えられない(座り直したりできない)場合などは、体重がかかる場所が長時間変わらないことになってしまい、最悪の場合「床ずれ」を作ってしまうこともあります。                                 痛みの部分の色が赤くなっていたり黒くなっていたり、または小さな傷があったりする場合は、訪問看護師やリハビリスタッフに相談するようにしましょう。早めの対応が悪化を防ぐことになります。

 

痛みの原因と対策

一般的な原因】①骨突出部への圧迫刺激 

                       ②不良姿勢  ③クッションの不適合

                       ④車椅などになります。

 

【対           策】

                       ① 正しい乗車姿勢の維持 ②除圧対策  ③クッションの変更 

                       ④車椅子サイズの見直しです。

 

 

【日常的な対策として】

1)正しい乗車姿勢を心掛ける ①座面の奥まで座る ②左右均等な姿勢と荷重

2)除圧 ①時々座り直す  ②除圧効果の高いクッションにかえる

3)リハビリ 筋力強化と関節を柔らかくして、筋肉の緊張と骨への圧迫を和らげる

4)その他  適正なオムツの当て方、尿量とパッドの適合、そして栄養状態も重要です

 

快適な座位を確保することは、ご本人だけで対処できないことも多いので、ご家族やサービス担当者に相談するようにしましょう。

 

 

  正しく座わり離床時間を増やすことは、心身に生じる様々な良くないことを改善するアプローチの一つになります。(PT中西)

 

 

 

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