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ポップケア168号を発行しました。

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2025/05/07 ポップケア168号を発行しました。

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ポップケア通信168号 

 

5月5日は「こどもの日」ですが、二十四節気でいうところの「立夏」でもあります。

暦の上では夏突入です。緑がとてもさわやかな季節です。本格的な夏になるまでに

少し暑さに慣れおくことも大切ですね。

小まめな水分の補給に注意しながら、穏やかな日光を浴びてみてはいかがでしょうか。

 

今月のテーマは「方向転換のとき足がすくんでしまう方へ」です

  ご自宅で、なんとか伝い歩きで移動されている方で、トイレでの動作や廊下での方向転換時などに

急に足がすくんでしまい、なかなかうまくできない方はいませんか?

足が床にくっついてしまったような感覚になってしまい、うまく方向を変えることが出来なくなってしまいます。急いでい行おうとすると、焦りも出てきて、ますます動けなくなってしまいます。

今回はそのような症状のある方に、動作が少しでも楽に行えるようにするためのアドバイスをしたいと思います。

方向転換が行いにくい方の特徴

・方向転換や段差など、ちょっとした変化に意識してしまいすくみ足が悪化しやすい。5-2

・上半身が先に回り、足がついてこないので、バランスが取れなくなる。

・足の置く位置が適切でないため、足が交差して転倒しそうになる。

安定した方向転換の工夫

・壁や手すり、家具を利用しながら、半円を描くように回る。 

・方向転換前に、次につかまる場所を確認する。(1回で方向転換しなくてもよい)

・左右の手、足を1肢ずつ動かすことを意識する。(いつも最初に動かす足を決めると動き出しやすい)

・床に目印をつける。(次に出す足の位置を明確にするとよい)

・リズムを意識して動く。 (「1、2、3」と声をかけると動きやすい)・

・つま先を少し持ち上げる意識を持つ。(「つま先を少し持ち上げる」意識を持つと動きやすくなる)5-3

 

環境面と介助者のポイント

✅ 狭い場所での急な方向転換を避け、ある程度空間は確保する

✅ つかまりやすい位置に手すりや椅子を配置する

✅ 床に障害物を置かないよう注意する

✅ 介助者の声掛けは、「ゆっくりで大丈夫」と安心感を与える

✅ 介助は軽く肩や腰に触れる程度の方がよい

 

すくみ足のある方は、動けないことに焦ってしまいます。決して急がせないようにして安全に動作できるようにサポートしてあげましょう。  (PT中西)

 

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