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ポップケア通信169号

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2025/06/13 ポップケア通信169号

 

ポップケア通信169号1-1

 

梅雨入り

先日9日に“梅雨入り“しましたね。湿気が高く体調を崩しやすい季節

す。

こまめな水分補給を心がけて頂いて、この夏を乗り切りましょう。

ちなみに「梅雨」の漢字ですが、「梅の実の熟す時期だから」、

「黴(カビ)の生える時期を”黴雨“と中国で言われていたから」

という説がいくつかあります。梅雨明けは7月18日ごろです。

 

今月のテーマは「お尻の筋肉強化に膝立ちがおすすめ」です

「お尻の筋肉」…いわゆる「殿筋」とくに「大殿筋」のことです。

立位の姿勢や歩行時にも重要な役割を持っています。一般的には、「立ってスクワット運動」や「仰向けでブリッジ運動」が勧められますが、実際は頑張ってもなかなか強化できない(収縮させにくい)のが現状です。

なぜ鍛えにくいのかというと、代償運動が入りやすいので、大殿筋を使わずに運動が出来てしまうことです。

今回紹介する「膝立ち姿勢」「膝立ち運動」は大殿筋の収縮を得られやすい特徴があります。良い姿勢や歩行を獲得するための一つのリハビリメニューになると思いますので、参考にしてください。

 

膝立ち姿勢の特徴

「膝関節90°屈曲,上半身を直立し,上肢を体幹側につける姿勢」と定義されていて、右の図のような姿勢です。                                         1-2  

<特徴>

・立位より身体重心が低く、前方に位置する

・大殿筋、脊柱起立筋、腹直筋、ハムストリングス 

(下肢体幹を伸ばす筋肉)の活動が得られやすい

・立位、歩行の前段階の練習にもなる

 

重心の位置

重心の位置は支えている下腿の前方(膝のお皿のあたり)になりますので、体幹はしっかり起こして、お尻は膝の上にくる(へっぴり腰にならない)ようにしなければ姿勢は保持できません。

また低い重心なので、姿勢さえ保持できれば安定しますし、万が一転倒しても、骨折などの大けがになることは

少ないという特徴があります。 1-4

 

 

リハビリでの応用(以下のように様々な練習に応用できます)

①立位や歩行時に重要な筋肉の強化

②バランス練習

③片膝立ちなどので股関節の可動域改善や歩行時のステップ練習

④床からの立ち上がり練習

 

1-3

 

膝立ちになるのは難しい場合も多く、その場合は、ご家屋の方に手伝ってもらうか

椅子などにつかまるようにしてください。

また人工関節の術後や膝に痛みがある場合などは無理して行わないほうがよいですね。(PT中西)

 

 

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