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ポップケア通信131号を発行しました。

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2022/04/01 ポップケア通信131号を発行しました。

 

ポップケア通信 2022年4月(131号)131-1

 

  今朝、自転車にのって夙川沿いを走っていましたら、

桜がとてもきれいに咲いていました。

天気もよくポカポカして最高に気持ちが良かったです。

この通信が皆様のお手元に届く頃には桜も散ってしまって

いるかもしれませんが、ぜひ春の日差しを浴びて気持ち

よく深呼吸してみてください。

 

今月のテーマは「ぎっくり腰Acute Low Back Pain」です

  前屈みで重たい荷物を持ったときや、タイミング悪く“くしゃみ”をした時など、突然腰に激しい痛みに襲われることがあります。

これが、いわゆる「ぎっくり腰」です。しばらく痛みで身動きできない状態になります。

症状は希に長期化することもありますが、殆どの場合1ヶ月以内に症状は消失します。

原因は筋肉や関節、腰の軟骨や椎間板のトラブルが考えられますが、画像診断では特に変化がない場合が多く、原因ははっきりしていません。「ぎっくり腰」を起こしやすい姿勢は“前屈み”の姿勢で腰に負担のかかる動作をした時が多いようです。重たい荷物を持つとき、また洗顔や靴の脱着などにも気をつけるようにしましょう。

 

発症直後は、まずは安静に

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ぎっくり腰の発症直後、痛みが強い場合には、腰に負担がかからない楽な姿勢をとるようにします。

上の図のように「膝を軽く曲げて横向きに寝る」「あおむけに寝て、ひざを軽く曲げて、膝の下にクッションを入れる」「あおむけに寝て、低めの台に両脚をのせる」などの腰に負担のかからない姿勢が勧められます。

もちろん腰痛の原因が他にもある可能性もあるので、整形外科は必ず受診するようにしましょう。

 

2~3日したら少しずつ動いてみましょう

過度な運動制限は筋力低下を招き腰痛を悪化させる可能性があるため注意が必要です。

1ヶ月以内で治る“ぎっくり腰”は、2,3日で痛みも和らいできますので、少しずつ出来る運動

(痛みのない運動)から始めましょう。

日常生活は腰に負担が掛からないような動きを習得し実践するのも大切です。

 

再発率は25%~再発しないために

  • 腰に負担がかかるような姿勢はしない ⇒  上体だけ前に曲げるときは慎重に。
  •                                                          膝を曲げて行うと安全です。
  • ストレスをためない  ⇒  ストレスは痛みの感じ方を敏感にすることがわかっています。
  •                                    楽しいこと好きなことも大切に。
  • 肥満の解消                ⇒  肥満になると腰が反りやすく、腰への負担が大きくなります。
  •                                     ウォーキングなどおすすめです。

                                    有酸素運動は脂肪を燃焼させる効果と、痛みの感じ方を和らげる効果が

                                    あります。

  • 腹筋と背筋の強化     ⇒  痛みがなくなれば、少しずつ体幹の筋肉を鍛えていきます。

                                    必ず痛みのない範囲で行いましょう。

 

急性腰痛症と同じような症状で、原因となる疾患が他にある場合は、その疾患に合わせた治療して

いきます。決して自己判断せず、速やかに整形外科を受診し、医師の指示に従いましょう。(PT中西)

 

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