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ポップケア通信132号を発行しました。
ポップケア通信 2022年5月(132号)
気温の変化に気をつけましょう
日中は夏のような暑さですが、朝晩はとても冷え込むことが
あります。
汗をかいたらできるだけ着替えるようにして風邪などひかれない
ように気を付け
ましょう。ロシアのウクライナ侵攻で戦争の恐ろしさを目の当たりにし、平和の大切さを実感する今日この頃です。
「ショルダーバッグが肩からずり落ちやすい」、「首が長く見える」などは女性の方に多く見られ
ます。首から腕にかけて、太い神経と血管が狭い通路を通って、指先までたどりつきます。
なで肩の方やスマホばかり見て姿勢が悪くなった方の場合、この狭い通路がさらに狭くなって、
これら神経や血管を圧迫してしまうことがあります。ひどくなると肩こりや、肩、腕、手のしびれや
痛み、手の動かしにくさなどを自覚するようになります。この状態のことを「胸郭出口症候群
(きょうかくでぐちしょうこうぐん)」といいます。
①斜角筋と呼ばれる首の筋肉で構成される部分
②鎖骨と肋骨の間
③胸の筋肉である小胸筋と肩甲骨との間に構成
される部分
なで肩は肩甲骨が下がってしまうことで、鎖骨が外側に斜めに下がり神経や血管を圧迫しやすくなります。またスマホばかり見て猫背になって、肩甲骨の位置が変わってしまうと、
同様に通路が狭くなります。症状として肩こり、腕や指にしびれやチクチクした痛みがでたり、
血管が圧迫されますので指先が白くなったりすることがあります。
これらが長く続くと腕や指の筋肉は萎縮したり、細かい動きができなくなります。
1)猫背を避ける(良い姿勢を保つ)
神経や血管の通り道が狭くならないように良い姿勢を心がける
2)周辺の筋肉のストレッチやトレーニング
胸の前の筋肉をストレッチ、肩すくめ運動で僧帽筋や肩甲挙筋を強化(下図)
3)可能な限り重いものを持たないようにする
重たい荷物を持つと肩甲骨が下に引っ張られ通路が狭くなってしまいます。
4)規則正しい生活スタイルを見直す
睡眠不足やストレスとの関連性も指摘されています。
ストレッチの例
1分間力を抜きましょう
筋トレの例 5秒間力を入れて、5秒間リラックス(5回)
肩甲骨を後ろでくっつける
肩をすくめる
肩こりや手のしびれなどは他の原因によっても起こる可能性の高い症状です。
長く続くようでしたら必ず整形外科を受診するようにしましょう。 (PT中西)
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ポップケア通信 2022年5月(132号)
気温の変化に気をつけましょう
日中は夏のような暑さですが、朝晩はとても冷え込むことが
あります。
汗をかいたらできるだけ着替えるようにして風邪などひかれない
ように気を付け
ましょう。ロシアのウクライナ侵攻で戦争の恐ろしさを目の当たりにし、平和の大切さを実感する今日この頃です。
今月のテーマは「なで肩と胸郭出口症候群」です
「ショルダーバッグが肩からずり落ちやすい」、「首が長く見える」などは女性の方に多く見られ
ます。首から腕にかけて、太い神経と血管が狭い通路を通って、指先までたどりつきます。
なで肩の方やスマホばかり見て姿勢が悪くなった方の場合、この狭い通路がさらに狭くなって、
これら神経や血管を圧迫してしまうことがあります。ひどくなると肩こりや、肩、腕、手のしびれや
痛み、手の動かしにくさなどを自覚するようになります。この状態のことを「胸郭出口症候群
(きょうかくでぐちしょうこうぐん)」といいます。
圧迫を受けやすい場所は3ヶ所(下図)
①斜角筋と呼ばれる首の筋肉で構成される部分
②鎖骨と肋骨の間
③胸の筋肉である小胸筋と肩甲骨との間に構成
される部分
圧迫される原因と症状
なで肩は肩甲骨が下がってしまうことで、鎖骨が外側に斜めに下がり神経や血管を圧迫しやすくなります。またスマホばかり見て猫背になって、肩甲骨の位置が変わってしまうと、
同様に通路が狭くなります。症状として肩こり、腕や指にしびれやチクチクした痛みがでたり、
血管が圧迫されますので指先が白くなったりすることがあります。
これらが長く続くと腕や指の筋肉は萎縮したり、細かい動きができなくなります。
予防改善策
1)猫背を避ける(良い姿勢を保つ)
神経や血管の通り道が狭くならないように良い姿勢を心がける
2)周辺の筋肉のストレッチやトレーニング
胸の前の筋肉をストレッチ、肩すくめ運動で僧帽筋や肩甲挙筋を強化(下図)
3)可能な限り重いものを持たないようにする
重たい荷物を持つと肩甲骨が下に引っ張られ通路が狭くなってしまいます。
4)規則正しい生活スタイルを見直す
睡眠不足やストレスとの関連性も指摘されています。
ストレッチの例
1分間力を抜きましょう
筋トレの例 5秒間力を入れて、5秒間リラックス(5回)
肩甲骨を後ろでくっつける
肩をすくめる
肩こりや手のしびれなどは他の原因によっても起こる可能性の高い症状です。
長く続くようでしたら必ず整形外科を受診するようにしましょう。 (PT中西)