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ポップケア通信121号を発行しました。

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2021/06/01 ポップケア通信121号を発行しました。

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例年に比べ早い梅雨入りとなりました。この季節は、まだ身体は暑さへの順応ができていませんので、熱中症の危険性が高まるようです。早めに熱中症対策は行いましょう。

また、新型コロナワクチンの接種を終えた方も徐々に増えています。

早くもとの世の中に戻ることを願うばかりです。

 

 

しっかりバンザイ体操してみませんか

「バンザーイ!」はどんな動きか皆さんご存じですよね。最近、大きくしっかりバンザイしましたか?

日常生活で腕を上げることはよくあると思いますが、しっかりバンザイすることって、特に意識しなければ、ほとんどしないですよね。

しっかりバンザイとは、肘を伸ばして、できる限り耳に沿うように、胸を張って、可能なところまで腕を挙げること。

立って行っても、座って行っても構いませんが、少々使う筋肉も違ってきます。 

一日5回で良いので「しっかりバンザイ体操」を毎朝の日課に加えてみませんか?

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しっかりバンザイ体操の方法

バンザイの動き、特にしっかりバンザイをする動きは、単に肩関節の動きだけでなく、  脊柱(背骨)の動きや、肩甲骨や胸郭の動き、股関節の動きが重要になってきます。

必要な筋力は、肩の周りの筋肉(三角筋や回旋腱板)や胸郭の筋肉(前鋸筋)、背中の筋肉(脊柱起立筋や僧帽筋)そしてお尻の筋肉(大殿筋)などです。                実際、五十肩などでしばらく腕が上がらなくなると、背中の筋肉は細く萎縮していることがあります。

肩甲骨の動きが使えていないからなんですね。また背中が少し丸く曲がってくると、肩甲骨の位置が外にいき、前に傾いたようになってしまいます。

この位置に肩甲骨があると、腕の受け皿である部分が上を向かないので、腕をしっかり上げることができなくなってしまいます。そうなると、先ほどの筋肉は上手く働かなくなり萎縮してしまいます。

また、この体操は、胸郭を開くことにもなりますので、呼吸運動の維持改善に効果的であると言えます。121-2

 

●方法 出来る範囲で良いので、一日5回しっかりバンザイしましょう。                        ①腕を交互にブラブラさせて、まずは全身をリラックス(上右図)

②前から両腕をしっかり挙げましょう(一番伸びたところで3秒止めます)                                                                   ■息を吸いながら■胸を張って■お尻を締めて (上左図)                             

③息を吐きながら腕を下ろし、5回ほど①ブラブラとリラックスさせましょう。                        (①~③を5回)

             

★立ってする体操ができない、または転倒しそうな方には

座って行っても、また仰向けで行っても大丈夫です。

座ってする場合は、しっかり骨盤を立てて、寝てする場合は、枕を低くしてしっかり身体が反れるようにしましょう。いわゆる「伸び」ですね。

そういえば、うちの愛犬も毎朝起きてすぐ必ず「伸び」をしています。

一日の始まりに、気合も入りそうですよね。                                     (PT 中西)

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