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あけましておめでとうございます!ポップケア通信128号を発行しました。

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2022/01/05 あけましておめでとうございます!ポップケア通信128号を発行しました。

 

        ポップケア通信  2022年1月(128号)128-1

 

今年は十干十二支で言うところの「壬寅(みずのえとら)」です。

厳しい冬を越え芽吹き始め、新しい成長の礎となるイメージだそうです。

まさにコロナで影響を受けた日常を新たな形で成長させることができる。そんな年になれば良いですね。

 

今月のテーマは「めまい(眩暈)」です

  「めまい」は私たちの身近によくある症状です。空間に対して自分が正しく位置するための機能が上手く働かなくなったときに起こります。

大きく分けると、自分がぐるぐる回るような「回転性のめまい」と、ふわふわ浮いたような感じのする「浮遊性めまい」があります。しかし、その原因はさまざまです。

一般的に回転性のめまいは、耳の病気で起こることが多く、浮動性めまいは、脳血管障害、低血圧や貧血などの全身症状、脳の病気、心因的なもの、薬剤の副作用などによって起こること多いとされています。 

  今回は原因となる主な疾患と、良性発作性頭位めまい症の特徴との予防法についてご紹介します。

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「回転性めまい」の疾患

  突発性難聴、良性発作性頭位めまい症、メニエール病、前庭神経炎、

内耳炎など。耳の異常によって生じるめまいは、突如として回転性めまいが起こります。

症状として、突発性難聴やメニエール病、内耳炎では耳鳴りや難聴などを伴います。

 

「浮遊性めまい」の原因

  全身症状、心因性によるものが多く、脳の循環障害、首こり、低血圧や低酸素血症、貧血、低血糖、特定のホルモン変化(甲状腺の病気、月経、妊娠と同様のもの)、脳腫瘍や

てんかんなど脳の病気。また、パニック症、過換気症候群、不安、抑うつといった心因的なものから起こることもあるといわれています。

 

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良性発作性頭位めまい症とは

  内耳の前庭には耳石があります。耳石がはがれて三半規管の中へころがっていくと、めまいの症状がおきます。その耳石が原因のめまいを良性発作性頭位めまい症といいます。寝返りした時にめまいがあり、右か左の片方だけを向いた時に起きることが多い。

 

良性発作性頭位めまい症の予防

 ●同じ方向で横向きに寝ない:横向きに寝た姿勢でテレビを見続けたりするのは、

                                          控えましょう。

 

 ●寝返り運動を行う            :左向き10秒⇒上向き10秒⇒右向き10秒⇒上向き10秒

                                          これを10回繰り返します 

 

 ●頭の位置を高くして寝る   :枕を高くしたり、上半身に傾斜をつけたりすれば

                                          耳石が三半規管に入りにくくなります。 

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めまいは原因が様々。まずは必ず医療機関を受診するようにしましょう。

今年もよろしくお願いします(PT中西)

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