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ポップケア通信146号を発行しました。
2023年7月 (146号)
ポップケア通信
寝返りは「仰向け⇔横向き⇔うつ伏せ」と寝ている姿勢を変化させることです。起き上がったりすることにもつながりますので、リハビリの中でも大切な動作です。赤ちゃんは生後5ヵ月ごろ腹ばいで足を動かしたり、蹴る動作をしたり、腕をバタバタとさせたりして、寝返りをするのに必要な力が発揮できるようになってきます。
私が学生の頃は、「寝返りゴロゴロ:5,6か月で寝返りが出来る」
と覚えました。
睡眠中に寝返りするのは、長時間同じ姿勢が続くことで、筋肉や背骨に負担がかかってしまうことを防ぐためです。起きているときは、伸びやマッサージで身体をほぐすこともできますが、睡眠中は寝返りで負担を解消しているのです。
①睡眠の質が高まる:人間の睡眠は、深い眠り(ノンレム睡眠)と浅い眠り(レム睡眠)を繰り返していますが、レム睡眠とノンレム睡眠を切り替えるスイッチの役割があります。睡眠のリズムが一定であると良い睡眠を得ることができ、しっかり体と脳を休ませてあげることができます。
②腰痛や床ずれを防ぐ:身体が圧迫されることで、血行不良が続いて腰痛や床ずれの原因となることもあります。
③温度や湿度を調整する:掛け布団や毛布にこもった空気を入れ替える効果があります。空気の入れ替えによって、睡眠に適した温度や湿度を保てれば、季節に関わらず快適な睡眠環境を作りやすくなります。
1)身体的な問題:病気や怪我で寝返る機能(首が寝返る側に回らない、体幹が上肢や下肢と連動しない、筋力が弱っている、関節が硬いなどなど)が障がいされてしまっていてできないことは多くあります。理学療法士などによって寝返りを含めた基本動作のリハビリをすることが良いと思います。
2)環境的な問題:使用している寝具が寝返りに悪影響を与えているケースがあります。掛け布団や毛布が重すぎたり、柔らかすぎるマットレスを使用していると、マットレスに身体が沈み過ぎてしまい、寝返りを妨げてしまいます。また、低反発マットは心地よいですが寝返りがうちにくくなることもあります。枕の高さや形も寝返りに影響することがあります。ショップや専門のスタッフに相談すると良い枕を選ぶ近道かもしれません。
質の良い睡眠は健康にも深くかかわっています。今回述べた「寝返り」以外にも、
「就寝前の行動」が大切と言われています。<就寝時スマホやテレビを観ない>
<適度な運動を心がける>と良いですね。
私自身、質の良い睡眠のためにあまり良くないことを普段しているように思います。
反省です。(PT中西)
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2023年7月 (146号)
ポップケア通信
今月のテーマは「寝返りは大切」です
寝返りは「仰向け⇔横向き⇔うつ伏せ」と寝ている姿勢を変化させることです。起き上がったりすることにもつながりますので、リハビリの中でも大切な動作です。赤ちゃんは生後5ヵ月ごろ腹ばいで足を動かしたり、蹴る動作をしたり、腕をバタバタとさせたりして、寝返りをするのに必要な力が発揮できるようになってきます。
私が学生の頃は、「寝返りゴロゴロ:5,6か月で寝返りが出来る」
と覚えました。
寝返りする意味
睡眠中に寝返りするのは、長時間同じ姿勢が続くことで、筋肉や背骨に負担がかかってしまうことを防ぐためです。起きているときは、伸びやマッサージで身体をほぐすこともできますが、睡眠中は寝返りで負担を解消しているのです。
寝返りの効果
①睡眠の質が高まる:人間の睡眠は、深い眠り(ノンレム睡眠)と浅い眠り(レム睡眠)を繰り返していますが、レム睡眠とノンレム睡眠を切り替えるスイッチの役割があります。睡眠のリズムが一定であると良い睡眠を得ることができ、しっかり体と脳を休ませてあげることができます。
②腰痛や床ずれを防ぐ:身体が圧迫されることで、血行不良が続いて腰痛や床ずれの原因となることもあります。
③温度や湿度を調整する:掛け布団や毛布にこもった空気を入れ替える効果があります。空気の入れ替えによって、睡眠に適した温度や湿度を保てれば、季節に関わらず快適な睡眠環境を作りやすくなります。
寝返りしにくい理由とその対策
1)身体的な問題:病気や怪我で寝返る機能(首が寝返る側に回らない、体幹が上肢や下肢と連動しない、筋力が弱っている、関節が硬いなどなど)が障がいされてしまっていてできないことは多くあります。理学療法士などによって寝返りを含めた基本動作のリハビリをすることが良いと思います。
2)環境的な問題:使用している寝具が寝返りに悪影響を与えているケースがあります。掛け布団や毛布が重すぎたり、柔らかすぎるマットレスを使用していると、マットレスに身体が沈み過ぎてしまい、寝返りを妨げてしまいます。また、低反発マットは心地よいですが寝返りがうちにくくなることもあります。枕の高さや形も寝返りに影響することがあります。ショップや専門のスタッフに相談すると良い枕を選ぶ近道かもしれません。
質の良い睡眠は健康にも深くかかわっています。今回述べた「寝返り」以外にも、
「就寝前の行動」が大切と言われています。<就寝時スマホやテレビを観ない>
<適度な運動を心がける>と良いですね。
私自身、質の良い睡眠のためにあまり良くないことを普段しているように思います。
反省です。(PT中西)