ポップケア通信 148号  

夏から秋へのバトンタッチ

  ２３日は秋分の日ですね。真東から太陽が昇り、真西に沈みます。「秋分」を過ぎると夜も長くなり、深まる秋を感じられるようになりますね。

コロナ・台風など生活を脅かすことが続きますが、皆様もどうか油断されず、これらに対する対策をしておきましょう。

今月のテーマは「秋の体調不良…秋バテ」です

日も短くなり朝晩も涼しく過ごしやすい日が出てきました。しかし９月の下旬頃から体がだるいなどの夏バテに似た症状が現れることがあります。これを「秋バテ」と言います。

この「秋バテ」とは、夏の疲れに気候の変化が加わり、自律神経が乱れることによる体調不良だと言われています。

症状は夏バテと似ており、だるさや食欲不振、めまいなどが挙げられます。規則正しい生活を心掛け、自律神経を整えていきましょう。

秋バテの特徴

１.疲れやすい　２.やる気が出ない　３. 食欲がない  ４. 目覚めが悪い　

５.風邪をひきやすい  ６.口や喉が渇く  ７.寝汗をかく など

秋バテの原因

１）温度差による体調の乱れ：　朝晩の気温は下がりますが、日中はまだ汗ばむ日があります。

寒暖差が激しいと自律神経のバランスが崩れやすく、体調不良の原因となります。

２）夏の体の冷えが残っている：　クーラーや冷たい物の過剰摂取により体が冷えていて胃腸の機能が低下し、疲れが出やすくなっています。

３）秋の気候：　秋は低気圧の日が多くなり、空気中の酸素濃度が低下するため、身体の不調が出やすくなります。また、日照時間が徐々に減少することで気分が落ち込むことも多くなります。

予防・改善の6つのポイント                                                                                  

①食事・・冷たいものを避け、葱類、ニラ、生姜、にんにく等の体を温める食品を摂ると良いでしょう。
また疲労回復効果のあるビタミンB₁を含む豚肉も摂りましょう

②運動による血行促進・・・軽い全身運動（ラジオ体操）、ストレッチ

③冷え対策・・・・・・・・エアコン調整、上着を着るなどして、身体を冷やさないようにする

➃入浴による血行促進・・・シャワーだけですまさず、37～39℃ 程度のお湯にゆっくり浸かるようにする

⑤質の良い睡眠・・・・・・就寝１時間前の携帯操作、テレビ視聴は控える。早寝早起きで体内時計を整える

⑥朝晩にコップ1杯の水を飲む・・・・規則正しい便通と副交感神経を活性化する

食欲の秋。美味しい食材もたくさん。ついつい食べ過ぎてしまうので注意です。また涼しいので水分量が減ってしまいますので、意識的に水分補給していくようにしましょう。（PT中西）