ポップケア通信152号

あけましておめでとうございます

旧年中は大変お世話になり、ありがとうございます。

ポップケアは「ご利用者様の幸せ」をモットーとし、

昨年以上に丁寧で質の高いサービスを提供してまいります。

皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今月のテーマは「ストレッチングの新たな効果」です

ストレッチングとは一人でまたは二人で意図的に筋や関節周囲組織を伸ばす運動です。

身体の柔軟性を高めるのに効果的で、運動前後の準備運動や整理運動のひとつとしても活用されています。最近、その他の効果として「メタボ予防」や「リラクゼーション」の効果もあることがわかってきました。基本はゆっくりした動きなので安全性も高く、また広い場所や道具を必要とすることなく行えることから、愛好者が増えている運動のひとつです。

ストレッチングの効果

１．身体の柔軟性が高まる　（筋の伸張反射の感受性が低下・筋や靱帯の組織科学的変化など）

２．筋温や体温を高める　（ストレッチングには２～３メッツの運動強度があります）

３．リラクゼーション効果がある　（自律神経活動とくに副交感神経活動を高める）

４．生活習慣病やメタボリックシンドロームの予防効果がある　（動脈硬化予防の可能性がある）

参考）厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト　e-ヘルスネット

ストレッチングの方法

かつては柔軟体操と呼ばれ、最近ではヨガやピラティスも同じ運動の範疇に含まれます。

方法も様々ですが、今回は安全性の高い

「静的（スタティック）ストレッチング」

をご紹介します。

1. 1)    ゆっくり時間をかけて伸ばす（20秒以上）　　

2）　息をとめないように行う

3）　伸ばす部位を意識する　　　　　　　　　　　　　　　

4）  痛みを我慢して行わない

5）  部位を適切に選ぶ（目的に合わせて部位を選ぶ）

ストレッチの例

簡単に行えるストレッチング（体幹の回旋運動）

★股関節の外側組織、側腹部の筋、脊柱硬さなどがこの運動の制限因子になります。

★息を止めないように、気持ち良い強度で、20秒ゆっくり左右伸ばしましょう。

（倒す方向と反対側に顔を向け、肩が上がらないようにすると効果的です）

股関節などに人工関節手術を受けた経験のある方は、脱臼などの危険性もありますので、

必ず医療スタッフに相談するようにしてください（PT中西）